名古屋最古の三大仏
火伏不思議の弥陀
【愛知県指定文化財】
藩主光友の命により清涼庵の本尊として寛文五年丹羽郡成東大字塔の地、薬師寺の本尊を処刑者慰霊のためうつした。高さ丈六正統派鎌倉時代春日の作と伝えられる。
寛文以前より一名火伏(火防)不思議の弥陀と伝えられ(江戸期の名陽図会所載)昔より霊験あらたかにて、現在に至るも塔の地旧薬師寺附近に大火なく昭和二十年三月と五月名古屋空襲の際も栄国寺に多数の焼夷弾が落下したが、すべて不発にてこの一帯のみ被災をまぬがれた。
栄国寺ご本尊